【鼻出血記♯04】悶絶!電流ビリビリ
鼻をレーザーで焼くって施術、聞いたことがあるかも知れません。
あれのさらに大がかりなヤツをやりました。
先生@下関医療センター「いきますよ。痛かったら言ってください!」
バチバチ!!
ヒーーーーーッ!!
鼻血を止めるための手術がこれほどのものとは、おぢさんも思わず身体をびっくんびっくさせて脂汗を流しました。
宮崎先生「あー、こりゃ鼻の奥ですからなぁ。ここじゃ内視鏡がないから無理ですな。じゃぁ、大っきな病院紹介しましょう」
前回、鼻血が止まらず救急搬送された翌朝。
その後、ポトポトと出続け会社に行くことはおろか、寝ることすらにも難儀する始末。
そこで何度か行っている開業医に駆け込むとすぐに大病院を紹介されました。
ということで、やってきました「下関医療センター」
紹介状を書いてアポイントを取ってくれたのでスムースに診察室に通されました。
内視鏡で見てみるに、どうやら鼻の奥の動脈が破裂しているとこのこと。
先生は内視鏡で出血部分を確認下の血に、涼しい顔をして言うんです。
先生「あー、届きますね。届きますから、やりましょう。レーザーで焼きますから!! 」
こわい!怖いひびき!めっちゃ恐ろしい出来事が迫ってくる感じ。
だが! アラフィフのおぢさんだから、あまり動じないふりをしなくては!!!
しかーし!
持ち出された器具をみて、おぢさんは卒倒しそうになった!!
全長20センチ!でっかいピンセット!
でかい!でかいよ! 先端に電極があって、電気が流れて粘膜を焼くらしいんだよ!!
(Youtubeより)
ぎゃああああぁぁぁ!
これが、これが、鼻の中で!
想像をしただけでこわい!
おしっこちびるくらいこわい!
先生「普通は全身麻酔ですけれどね。まぁ、いいでしょう。子供とか老人だと、まぁ、ね、きびしいんですが」
おぢさんでもきびしーよ!
とか思いつつ、鼻にガーゼに浸した麻酔を鼻の奥にあてがわれると鼻から奥歯が痺れてくる。そいつを3回繰り返したら、どうやら注射タイプの麻酔を打ち込まれる。
びぎびぎ、びぎびぎ。
麻酔が効く前だから鼻の骨が軋む音が響く。
そうやって麻酔が効いたとおもわしき時間(全部で50分位だったと思う)をみはからい、でかいピンセットが鼻にねじ込まれる。
ビジジジジ……
ジジジジジ……
浅いところはぷーんと焦げる匂いがする程度。
うむ、これなら……と思った。
が、本気はこれからだった!
ぐにいいいぃ!ぎゅぶぶぶぶ!
はがー、いたい、いたいっ……いたぁ……
鼻の穴まで麻酔が効いてないから、ひきちぎれるくらいに痛い。
そして、鼻の奥の眼球の下あたりに圧迫感とゴリゴリという掻き回される感じ。
直後!!
バヂンッ!!
ぎっひいいいいいいいぃぃぃ!
びぐんっ!と跳ねあがる身体。
目を閉じた真っ暗な視界に、ほんとに走る白い火花。
麻酔……どうやら完全には効いていないらしい。
先生「我慢してください。」
バチン!!
ぎひいいいいぃ!!
バチン!!
ぎひいいいぃぃ!!
数度となく電流火花が走ると、全身からほんとに脂汗が垂れてくる。
たぶん1時間くらい。
場合に寄っては焼け焦げる匂いだけで済むときもあれば、全身が跳ねあがるようなショックがみまう。
拷問だよ。これは!!
まだ施術中なのに二度とゴメンだと思った。
鼻を焼くというのは、これほどのものだったとわ!
原因は高血圧をほったらかしにしたこともあるらしい。
だから、おぢさんは祈る!
「いい子になりますから、はやくおわっってえええぇぇぇぇぇ!!」
鼻孔粘膜焼灼術。
鼻の中で巻き起こった凄まじき施術がやっと終わると、ほんと汗びっしょりになりました。
先生いわく。
先生「これで大丈夫と思いますが、だめならまた来て下さい」
おぢさん「は、はい……(きたくねーよ!)」
たたかいが終わって身体をしずめるために、病院内にあるセブンイレブンでアイスコーヒーを買ってぐいと飲む。
引き立ての豆の焦げた匂いがぷーんと麻酔がまだ効いた鼻をくぐったとき……。
「……これ、鼻を焼かれる味がするわ」
そう、おぢさんは今日初めて、鼻を焼く匂いがコーヒーを飲んだときとちょっと同じということに気づくのであった。
だがー! この地獄の施術は一度では終わらなかったのだー!
なんだーって!!
<続く>